おこさまの症状・風邪など

小さなお子様はウイルスや細菌に対する免疫機能が十分に発達していないため、風邪などの感染を起こしやすく鼻水や咳が長引きやすいです。
また、大人に比べると耳と鼻をつなぐ耳管が短いため鼻かぜから中耳炎を起こしやすく、また近年子供のアレルギー性鼻炎、花粉症も増加しています。
鼻風邪が長引いて副鼻腔炎を起こしたり、鼻水が喉に流れる(後鼻漏)によって夜間の咳がなかなか止まらないことも多いです。
当院では鼻水や咳が長引いたり、治りが悪い場合はどんな細菌が原因になっているかを調べるために細菌培養検査を行なっています。

また、溶連菌やアデノウイルス、RSウイルス、インフルエンザ等の迅速検査も行っています。
鼻水や咳が止まらない、耳垢などちょっとした病状でも気になることがあればお気軽にご相談ください。
風邪をひいた時に小児科か耳鼻科の受診を迷われる保護者の方も多いと思いますが、当院では気管支炎や喘息などの疾患が疑われるなど小児科受診望ましい場合は速やかに受診をお勧めしています。また、「この様な症状が出た場合は小児科を受診してください」と症状に変化があった際に受診を判断できる様に適切なアドバイスに努めています。

主に子どもがかかる呼吸器の感染症で、秋から初春あたりに流行し、特に年末年始の時期に多くなります。非常に感染力が強く、集団保育を利用されているお子様は施設内感染に注意が必要です。繰り返しかかりますが、そのうちに免疫を獲得します。発熱とゼーゼーヒューヒューと喘鳴が起こったり、乾いた咳の症状があり、3歳以下のお子様がかかると気管支炎を起こしやすく、入院治療が必要なケースもありますので必要に応じて小児科へ紹介します。お子様の「咳が止まらない」「息苦しそう」な時は一度ご来院ください。